「紙飛行機はなぜ飛ぶの? 」足立区立千寿本町小学校で出前授業をしました

理科教育サークル SCOPEです。

9/8に足立区立千寿本町小学校の1年生のみなさんに出前授業をしてきました!今回はその様子をお届けします。

テーマは「紙飛行機」。

理科の授業が始まるのは小学3年生から。つまり1年生のみなさんは、まだ「理科」に触れたことがありません。だからこそ、まずは遊びから入るのがいちばん。それに、紙飛行機ならみんな一度は折ったことがあるはず。そんな理由でこのテーマに決めました。

紙飛行機って、なんで飛ぶの?

そもそも紙飛行機って、なんで飛ぶんでしょう? 意外と説明できないこの疑問から、授業をスタートしました。

1年生でもわかるように、飛行機のイラストやアニメーションを使ったり、ひらがなで説明したりと工夫しました。

授業では、飛行機にはたらく「4つのちから」を、こんなふうに紹介しました。

エンジン → まえにすすめるちから(推力)
つばさ → あげるちから(揚力)
くうき → じゃまをするちから(抗力)
ちきゅう → したにひっぱるちから(重力)

「この4つがバランスをとるから、飛行機は空を飛べるんだよ」

紙飛行機にはエンジンはないけれど、そのかわりに「手で投げる力」が前に進めてくれます。あとは本物の飛行機と同じと伝えました。

(補足:厳密には、手を離したあとの紙飛行機には前に進める力ははたらいていません。少しずつ高さを下げながら、重力を前に進む力に変えて滑るように飛んでいます。グライダーと同じしくみです。)

 

しくみのお話のあとは、いよいよ紙飛行機づくりへ! 授業の後半は、こんな流れで進めました。

① 折って、飛ばして、また折って
② クラス対抗!紙飛行機大会
③ よく飛んだ子にインタビュー

 

① 折って、飛ばして、また折って

いくつかの紙飛行機の折り方と、何種類かの紙を用意しました。「どうしたらよく飛ぶかな?」と、折っては飛ばしてをくり返しながら、自分なりのよく飛ぶ紙飛行機づくりに挑戦!

その中で、子どもたちからこんな声が聞こえてきました。

「前をとがらせたら、よく飛ぶかも!」
「重い紙だと、すぐ落ちちゃうかも」
「ほかの種類も折ってみよう!」

実はこれはさっきの4つのちからの話がちゃんと活きているんです。

前をとがらせる → くうきのじゃまを減らす
重い紙だと落ちる → ちきゅうに引っぱられる

聞いたばかりの話を、さっそく自分の紙飛行機に活かしていて、びっくりしました!

② クラス対抗!どの紙飛行機が一番飛ぶでしょう大会

ベストな1機ができたら、いよいよクラス対抗の大会です。よく飛んだ上位10機のうち、どちらのクラスの紙飛行機が多く入っているかで勝負しました。

結果は1組さんが一位でした!

③ よく飛んだ子にインタビュー

最後に、よく飛んだ子にどんな工夫をしたのかインタビュー。「イカの形の紙飛行機にしたら、よく飛んだ!」とコツを教えてくれたので、みんなにも共有しました!

 

授業を終えて

とにかく子どもたちが元気いっぱいで、こっちまで元気をもらいました!

それに、子どもの考える力って本当にすごいと実感しました。前をとがらせたり、軽い紙を選んだり、自分で考えて工夫する姿に何度も驚かされました。

教えに行ったはずが、私たちのほうがたくさん教わった一日でした。

千寿本町小学校のみなさん、ありがとうございました!

 

SCOPEの活動について

理科教育サークルSCOPEは、「理科がもっと好きになる」をテーマに実験教室などをしているサークルです。

実は、ブログでは紹介しきれていない活動もたくさん行っています。今年度だけでも、実験教室やイベントは10回以上! 「なんで?」「やってみたい!」という気持ちを大切に、見て、さわって、試して楽しめる授業を届けています。