【新ポスター作成記念第四弾】化学と色について

 

こんにちは。

理科実験ポスターシリーズ、第四弾です。

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<本ページは2025年11月現在、暫定公開中です。今後掲載内容を変更する可能性があります。>

 

化学と色って、関係ないようでいて、実は深い関係にあるのです。

身の回りの植物が緑色なのも、紫キャベツの煮汁を使ってpHがわかるのも、化学と色の関係あってこそです。

 

今回は、2つのキーワード、「クロロフィル」「アントシアニン」をもとに、化学(とくに生化学)と色の関係を紐解いていきます。

植物はなぜ緑色なの?

植物が緑色に見えるのも、クロロフィルが大きく関係しています。

クロロフィルは光合成に不可欠な色素で、葉緑素ともいわれます。

クロロフィルa
(富士フイルム和光純薬より)

上の構造式の「Mg」を取り囲む、輪っかのような部分で光を受けています。

紫外線を当てると光るようですね。これもまた面白い実験ですが、またの話です。

この「Mg」を取り囲む輪っかの部分が緑色“以外の”光を吸収しています。これにより残された緑色の光が我々のところに届いているわけです。

アントシアニンとpH

アントシアニンも同様に、発色をする分子です。

ただ、アントシアニンは分子の発色部分である発色団がpHの変化によって「伸び縮み」します。

イオンモールむさし村山 イベント資料より

この伸び縮みにより、取り込む波長の長さが変わり、色が変わったようにみえるのです。

 

このほかにも、色を持つ分子は生き物を中心にたくさんあります。そんな「色と化学」に思いを馳せてみてはいかがでしょう。